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2月は格別!秋田の風土と文化が凝縮、一度は行きたい秋田の小正月行事&冬まつり(まとめ)

 四季おりおりの魅力満載の秋田ですが2月の秋田は別格です。小正月(秋田では2月15日)には「ナマハゲ」「かまくら」などに代表される、小正月を祝う民俗行事や冬祭りが秋田県内各地で執り行われます。雪深い冬景色の中で長く繰り広げられる行事は、どれも長く伝承され地域の風土や歴史を映し彩り豊かで個性的。勇ましさと威厳を極めたもの、自然への畏怖と祈りに起源をもつもの、幻想な情景に包まれるものなど、どの行事にも秋田各地の風土・文化が凝縮しています。ぜひ秋田の濃密な地域文化に触れてみてください。

(男鹿市)第61回 なまはげ柴灯(せど)まつり】(2月9日〜11日)

男鹿ナビHPより

なまはげ柴灯(せど)まつりは、男鹿市北浦の真山神社で1月3日に行われる神事「柴灯祭」と伝統行事「ナマハゲ」を組み合わせた観光行事で昭和39年に始まり、毎年2月第2金・土・日曜日に真山神社で行われます。

真山神社境内の広場に焚かれる柴灯火の明りのもと、男鹿地方独特の祓い神楽を奉納する「湯の舞」と、古い伝統的な湯立て神事である「鎮釜祭」でまつりは始まり、ナマハゲに扮する若者が神職にお祓いを受けた面を授かりナマハゲへと化し山へ戻る「なまはげ入魂」が行われます。
神楽殿では男鹿市各地で大晦日に行われる伝統行事「男鹿のナマハゲ」の再現やお面や衣装が異なる男鹿各地のナマハゲの登場する「里のなまはげ」、また郷土芸能として定着した勇壮な「なまはげ太鼓」の演奏が繰り広げられます。
柴灯火の前では秋田出身の現代舞踏家・故石井漠氏の振り付けと子息の作曲家・石井歓氏の曲による「なまはげ踊り」も迫力満点です。

まつりの終盤、松明をかざしたナマハゲが雪山から降りてくる姿は幻想的です。下山したナマハゲが観客であふれる境内を練り歩き、まつりはクライマックスを迎えます。
柴灯火で焼かれた護摩餅を神官からナマハゲに捧げられ、ナマハゲは山深くの神のもとへと帰っていきます。

「横手かまくら」、「弘前城雪燈籠まつり」、「八戸えんぶり」、「いわて雪まつり」とともに東北の冬を彩る「みちのく五大雪まつり」のひとつです。(男鹿市HPより)

また男鹿駅前のサテライト会場など、期間中男鹿半島はいつにも増してナマハゲ一色となります。

◼️開催概要

開催期間:2024年2月9日(金)~2024年2月11日(日)

会場:真山神社(秋田県男鹿市北浦)

開催時間:18:00~20:30

入場料(入場協賛金):お一人様1,000円(事前申込制、中学生以下無料)

※ナマハゲ伝導士の方は入場協賛金が無料!

主催・問い合わせ:なまはげ柴灯まつり実行委員会 男鹿市観光課内 TEL0185-24-9220

https://oganavi.com/sedo/

(湯沢市)犬っこまつり】(2月9日〜11日)

犬っこまつりは約400年もの長い間続くといわれる湯沢地方の民俗行事です。例年2月中旬の土曜日・日曜日の2日間にわたり、メイン会場となる湯沢市総合体育館周辺をはじめ、湯沢市中心商店街などでさまざまなイベントを開催。湯沢市の冬を代表する一大イベントです。

犬っこまつりの歴史についてご紹介しましょう。かつて白昼堂々と人家を襲う「白討(はくとう)」という大盗賊がいましたが、湯沢市の殿様がこれら一味を退治し、再びこのような悪党が現れないようにと、米の粉で小さな犬っこや鶴亀を作らせ、旧小正月の晩に家の入口や窓にお供えして祈念しました。その伝統が今も受け継がれ、現在は雪で作ったお堂の中にしんこ細工の犬っこを置き、お餅や甘酒などをお供えするようになりました。

初日の夜にはメイン会場のステージで太鼓演奏などの演目が行われ、その後冬花火が打ち上がります。真っ白な犬っこやお堂っこの上空を艶やかに彩る冬花火は見事です。犬っこまつり期間中には民俗芸能発表会や、川連漆器総合展示会、郷土物産即売会など、湯沢市ならではの多彩なイベントが開催されています(イベント内容については変更の可能性があります)。

メイン会場には雪で作られた犬っこ神社が、広場や道路沿いには大小さまざまなお堂っこが作られます。夜にはお堂にろうそくが灯り、雪国ならではの郷愁あふれる風景が見られます。祭りの2日目に犬っこ神社で盛大に行われるのが「愛犬祈願祭」。2020年にはなんと約500頭もの犬が集まり、愛犬の長寿と健康を祈願しました。個別にご祈祷とお札、お守り、お神酒セットなどをもらえる「個別犬っこ祈願」(料金別途)も行っています。

近年では、雪で作った「犬っこ神社」で愛犬を連れた皆様を対象に「愛犬祈願祭」を行うようになり、ワンちゃんがたくさん集まるイベントになりました。その他、市内各所でさまざまなイベントも開催され、家族や愛犬と一緒に楽しめるお祭りです

約400 年の歴史をもつ、由緒ある犬っこまつり。しんしんと降り積もる雪の中、犬っこ神社やお堂っこに明かりが灯り、ファンタジーな世界へと誘う冬らしいお祭りです。県内外から愛犬家が集う、ユニークなイベントにも注目です。(湯沢市公式観光サイトより)

◼️開催概要

開催期間:2024年2月10日(土)~2024年2月11日(日)

会場:湯沢駅前広場特設会場(メイン会場)、湯沢駅前商店街(まちなか会場)

開催時間:18:00~20:30

主催・問い合わせ:犬っこまつり実行委員会(湯沢市観光物産協会内)(0183-73-0415)

https://inukkofes.com

(大館市)大館アメッコ市】(2月10日〜11日)

『この日にアメを食べると風邪をひかない』と、伝えられるアメッコ市の起源は、天正16年(1588年)頃と言われています。当時は民俗行事でしたが長年行われ続け、昭和47年から現在のようにおおまちハチ公通り(昭和47年当時は大町中央通り)で開催されるようになりました。現在の大館市で最も高い山「田代岳」から神様がアメを買いにやってくるという言い伝えを再現した「白ひげ大神(しらひげおおかみ)巡行」や「秋田犬パレード」を始めとした様々なイベントが両日行われます。また、会場には枝アメをはじめ、様々なアメを販売する露店が立ち並び、そのアメを求めて県内外から多くの観光客が訪れます。(大館市HPより)

◼️開催概要

開催期間:2024年2月10日(土)~2024年2月11日(日)

会場:おおまちハチ公通り

開催時間:2月 10日(土)10:00~17:00 / 2月 11日(日)   9:00~15:30

主催・問い合わせ:大館アメッコ市実行委員会事務局(0186-42-4360) 当日実施本部(090-6623-7671)

https://www.city.odate.lg.jp/city/kankou/festibal/festa/winter/amekko

(大仙市)刈和野の大綱引き】(2月10日)

 刈和野の大綱引きは室町時代からの伝習であるといわれています。平将門の一族である長山氏が刈和野に土着し、長山氏の氏神が市場を守護する神「市神」であり、その祭事として綱引きが始められたのが由来といわれています。上町、下町、その勝者がその年の市場開設権を獲得といわれていますが、現在では上町が勝てば米の値段が上がり、下町が勝てば豊作と、その年を占う「お告げ」が下されます。
綱の直径約80センチ、長さは約200メートル、重さ約20トンです。
日本最大級の大綱は厳寒の2月10日の夜、古式にのっとり、町を二分して数千人により引き合われます。左右に振られる提灯と「ジョウヤサノー」の掛け声がある種のリズムを奏でます。波打つ大綱、怒涛のように押し寄せるエネルギー、そして吐く息と熱気が会場を真っ白に染めこの土地に生まれた者の魂を揺さぶります。
国の重要無形民俗文化財にも指定されています。(大仙市観光物産協会HPより)

◼️開催概要

開催日:2024年2月10日

会場:刈和野大町通り(大仙市字刈和野190-1付近)

実施スケジュール:

  • 13:50~ 大綱太鼓(西仙北小学校)
  • 14:30~ 祈祷・綱のばし・小綱つけ
  • 18:30~ 大綱太鼓(西仙北太鼓の会)
  • 19:10~ 押し合い・綱出し合い
  • 19:40~ 花火打ち上げ
  • 20:05~ 綱合わせ作業
  • 21:00~ 引き合い開始
  • 22:30~ 奉納

問い合わせ:刈和野大綱引保存会事務局(大綱交流館内)/TEL:0187-75-1115
      大仙市西仙北支所市民サービス課/TEL:0187-75-111

https://www.city.daisen.lg.jp/docs/2013110800314/

(仙北市)上桧木内の紙風船上げ】(2月10日)


この行事を書きとめたものはありませんが、伝説では、江戸時代の科学者である平賀源内が、銅山の技術指導に訪れた際に、熱気球の原理を応用した遊びとして伝えたと言われています。「無病息災」「五穀豊穣」や「家内安全」など、その年への願いを込めて、武者絵や美人画が描かれた約60個あまりの灯火をつけた巨大な紙風船が、きらめく星々のごとく真冬の夜空に舞う年中行事です。

◼️開催概要

開催期間:2024年2月10日(土)

会場:西木町紙風船広場

開催時間:2月 10日(土)15:00~20:30

問い合わせ:西木観光案内所 電話:0187-42-8480 

      当日のお問い合わせ紙風船館 電話:0187-49-2201または0187-49-2159

https://www.city.semboku.akita.jp/event/event.php?id=1283

(美郷町)六郷のカマクラ】(2月13日〜17日)

(写真は昨年度のものです。日程が異なります)

(写真は昨年度のものです。本年と日程が異なります)

「六郷のカマクラ」は2月中旬、5日間にわたって行われます。この行事は、初日の蔵開き・天筆書初めから、最終日の竹うち・天筆焼きまでの一連の催しを指し、昭和57年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。各地の小正月行事が失われつつある中にあって、今なお本来の姿を保ち、住民の伝承意識が高いことから、貴重なものとされています。

 この行事は、京都御所で行われていた正月の火祭“左義長(さぎちょう)”の吉書焼きの遺風をうつしたものであり、鎌倉初期に二階堂氏が六郷の地頭となり、鎌倉幕府の“吉書初め”の行事をもたらしたものといわれています。豊作祈願の火祭として700年余りの歴史がある貴重な小正月行事です。(美郷町HPより)

出典:六郷のカマクラリーフレット(美郷町発行)、六郷のカマクラ冊子(六郷町発行)

◼️開催概要

開催期間:2024年2月13日(火)〜17日(土)

     竹うち:令和6年2月17日(土) 午後8時00分~

会場:美郷町六郷カマクラ畑

問い合わせ:美郷町観光情報センター(0187-84-0110)

https://www.town.misato.akita.jp/kamakura/2574.html

(仙北市)角館の火振りかまくら】(2月14日)

旧暦の小正月行事の一つで、神聖な火で田んぼの厄を払うとともに、家族の無病息災・家内安全など、一年の無事を祈願します。当日14日夕方からは、主会場をはじめとして各町内ごとに開催されます。火振りは、炭俵に1メートルくらいの縄を結び、その俵に火を付けて縄の先端を持ち、自分のからだのまわりを振り回すものです。(仙北市HPより)

◼️開催概要

開催期間:2024年2月14日(火)

会場:○火振りかまくら主会場(9会場)

  1. 東会場
  2. 西会場
  3. 南会場
  4. 北会場
  5. 北会場(山根町)
  6. 中央会場(西勝楽町)
  7. 中央会場(横町)
  8. 中央会場(七日町)
  9. 中央会場(西勝楽町2区)

令和6年の火振りかまくらでは、以下の主会場で観光客の方の火振り体験の実施を予定しています。 また、1月29日現在で、令和6年の実施会場は以下の通りです。(今後変更の可能性があります) 

時間: 18:00~20:00

問い合わせ:仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」 電話:0187-54-2700
      仙北市観光課 電話:0187-43-3352

https://www.city.semboku.akita.jp/event/event.php?id=1290

(横手市)横手の雪まつり「かまくら】2月15日~17日

水神様をまつる横手の小正月行事「かまくら」。約450年の歴史があるといわれる横手の「かまくら」は、雪でつくった室に子どもたちが入り「はいってたんせ」「おがんでたんせ」と声をかけ、あまえこ(甘酒)をふるまいます。雪国のメルヘン「かまくら」にはいってたんせ!(横手市観光協会HPより)

◼️開催概要

開催期間:2024年2月15日(木)〜17日(土)

 日時:2月14日(木)~17日(日)
    かまくらは、15日(火)~16日(水)
    ぼんでんは、17日(日)
場所:横手地域局前道路公園 他

主な見どころ

横手市役所本庁舎前 市中心部の市役所本庁舎前に「かまくら」が並びます。各会場への拠点として、まずはこちらへ!

旧片野家 明治から大正期にかけて建築されたとみられる主屋や煉瓦蔵が並ぶ横手城下の歴史風致を象徴する建造物である「旧片野家」の庭園で情緒ある「かまくら」をご覧ください。

横手公園 横手市街を見渡す横手公園に「かまくら」が並びます。横手城天守に映える「かまくら」は撮影ポイントとしておすすめ!

二葉町 昔ながらの小路に並ぶ「かまくら」は、往時の横手を偲ばせます。通りを歩きながら「かまくら」の風情をご堪能ください

光明寺公園、よこてイーストほか市内一円 雪まつりに華をそえる「雪の芸術」 ~町内会や企業が制作した雪像をぜひご覧ください。

・光明寺公園前道路公園 ほっこり横丁(かまくら協賛物産展)ご当地グルメ「横手やきそば」をはじめ、横手の食が勢ぞろい!かまくらを楽しみながら、横手の美味しいもので「ほっこり」しませんか?


主催・問い合わせ:横手市観光協会(0182-33-7111)
http://www.yokotekamakura.com/01_event/04_winter/kamakura_kaisai_h25.html

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